公開日: 2026年9月1日
子どもが性被害に遭うことは、子どもの心とからだに大きな傷を残すことがあります。
このような悲しい出来事を防ぐために、子どもの身近にいる大人は日頃からどのように関わっていけばよいのでしょうか。
プライベートゾーンの大切さやルール、大人への相談について伝えましょう

ふだんから次のように伝えておくことで、子ども自身が大切にされる存在であることを実感し、望まない性被害を防ぐことにつながります。
・水着で隠れる部分(プライベートゾーン)は自分の大切な場所。人に見せない、触らせない
・相手のプライベートゾーンを見ない、触らない
・イヤな触られかたをされそうなときは、「イヤだ」、「やめて」と言ってもいい
・イヤなことをされたり、困ったり迷うときにはいつでも、なるべく早めに大人に相談していい
いつもと違う、子どものサインを見逃さない

被害に遭ったり、被害になりそうな危ない目に遭った子どもは、うまく大人に伝えられないことがあります。
それを性被害だと認識できない場合もありますし、罪悪感や恥ずかしさ、加害者との関係性などから誰にも相談できず、被害が深刻化しやすい場合もあります。
「性暴力被害に遭ったこどもが見せるサインの例」
- からだの変化
- 頻尿、おねしょ
- 集中力の欠如、学力不振
- 体調不良(頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感など)
- 不眠(夜更かし、悪夢を見る、一人で眠れないなど)
- 性器の痛みやかゆみ
- 食欲不振、過食
- こころの変化
- ふさぎこむ、元気がない、無気力
- 過剰に甘えようとする
- 集中力の欠如
- 行動面の変化
- 自傷行為、リストカット
- 多動や暴力的行為
- 非行(飲酒、喫煙、家出など)
- 人との距離が近い、不特定多数の人と安全でない性行動を繰り返す
出典:政府広報オンライン「こどもを性被害から守るために周囲の大人ができること」
これらは性被害に遭った子どもに見られることがあるサインの一例で、サインが見られたからといって必ずしも性被害があったとは限りません。一方で、性被害に遭っても普段と変わらないように見える子どももいます。
普段からの何気ない言動の中に、気になることがあったときには、心に留めてお子さんに接することも大切ですね。
気づいても「責めない」「聞きすぎない」

まずは無理に聞き出そうとせず、子どもの言葉や気持ちをそのまま受け止めましょう。そして、根気よく耳を傾け、「話してくれてありがとう」「あなたは悪くない」「いつでも、どんなことでも話していい」と子どもを安心させてあげてください。決して責めないようにしましょう。
また、専門家ではない大人が話を聞きすぎてしまうと、子どもの記憶や話す内容に影響を与える可能性があるので、「〜だったの?」「〜されたの?」と特定の答えを促すような質問を繰り返すようなことは避けましょう。
できるだけ早めに相談窓口へ

被害に気づいたとき、被害かもしれないと心配なときは、早めに警察、ワンストップ支援センター、児童相談所などの専門機関や専門家に相談しましょう。
加害者からからだに直接接触があった場合は、できるだけからだを洗ったり着替えたりせずに、警察や病院に相談することが勧められます。
支える大人も孤立しないように、必要なときは大人も専門機関に相談しましょう。
相談先一覧はこちらからご参照ください。
<参考文献>
・政府広報オンライン. こどもを性被害から守るために周囲の大人ができること.
・内閣府男女共同参画局. 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター.
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインでご相談ください。




