思春期の悩めるキミへ。「自分らしさ」って何だろう?~思春期の自己肯定感、個性、多様性の話~

公開日: 2026年5月22日

最終更新日: 2026年5月22日

思春期って、急に自分のことが気になり始めてなんだかモヤモヤすることが多くないですか?

自分ってなんかダメな人間なのかな、自分らしさって一体何なんだろう?と思うこともあるでしょう。

これは全部、「自己形成」という心の成長の過程で起こることです。悩んでるってことは、それだけ心が成長しようと頑張っている証拠です。

自己肯定感・個性・多様性〜どれも自分らしさを形づくるもの

自己肯定感
自己肯定感とは、ダメな自分もひっくるめて「ま、いっか!これも自分だ」と思える気持ちのこと。いつもポジティブで、何でも完璧にこなせるスーパーマンみたいな状態のことではないんです。

思春期は、自己肯定感が下がりやすい時期でもあります。なぜかというと、周りの人と自分を比べる機会が増えたり、親や先生から「もう大人なんだからできて当たり前」って言われたりすることが増えるから。

だから、自己肯定感がグラグラ揺れてもそれはおかしなことではありません。

個性
個性と聞くと、「特別な才能」「目立つ性格」ということを想像する人もいるかもしれません。

でも、個性とは実はもっと身近なものです。みんなと同じように見えても、感じ方や考え方は一人ひとり違います。その違いを個性だと思ってくださいね。例えば、ちょっと変わった考え方のクセや、人とは違うモノの感じ方など…。こうした小さな違いが積み重なって、その人だけの個性になっていきます。

多様性
多様性って、最近よく耳にする言葉ですよね。多様性とは色々な人がいて、色々な考え方や感じ方がある。「それでいい」と認め合うことです。比べてはいけないということでもないんです。

人と比べるのは自然なこと。大切なのは、自分と違う意見や考え方の人を頭ごなしに否定しないこと、「これが正しい」と一つの答えに決めつけないことだと思います。

思春期は、自分探しの冒険に出る時!

思春期は、子供から大人になるための準備期間。心も体も大きく変わる人生のターニングポイントです。心理学の世界では、この時期を「自分は何者なのか?」と自分自身に問いかける時期だといわれています。例えば、周りの友達と自分を比べて落ち込んだり、友達からの評価が気になってビクビクしたり…。こんな心の動きは自分の軸を作ろうとしているサインだといえます。

自分探しの冒険で忘れないでほしいこと3つ

① 今はまだ通過点
自己形成は、時間をかけてゆっくり育っていくものだから、まだ何も決まってなくても、悩んでいても、コロコロ考えが変わっても大丈夫。 

② どんな感情も無駄じゃない
友達への嫉妬や将来への不安、テストの結果に落ち込む気持ちなどの中に、自分を知るためのヒントが隠れているものです。「こんなこと感じちゃダメだ」って、自分の気持ちにフタをしないで、ぜひ色々な感情を大切にしてください。

③ 安心できる場所が自分を強くする
失敗しても責められない、他人と比べられる心配がない、ありのままの自分でいられるという場所や人とのつながりが、自己肯定感を育む土台になります。

思春期は、自分探しのための大切な時期で、自己肯定感は上がったり下がったりして当たり前です。個性とは特別なものではなく、多様性は違いを認め合うことです。

今、感じている迷いや違和感は、未来の自分を作るための大切な材料になります。焦らず、他人と比べすぎず、自分だけのペースで「自分」を育てていきましょう。

<参考文献>
厚生労働省. こころもメンテしよう〜若者を支えるメンタルヘルスサイト〜
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会. 児童生徒のこころとからだの支援ハンドブック

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインでご相談ください。

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