【高校生のあなたへ】自分らしさって何だろう? 〜10代後半のアイデンティティを掘り下げる〜

公開日: 2026年5月22日

「自分らしく生きたい!」と強く思う反面、「周りの友達から浮きたくない」「 親や先生の期待には応えたい」「でも本当の気持ちは、ちょっと違うんだよ」と心が揺れ動くことってありませんか?

それは、あなたが今まさに、アイデンティティ(自分らしさ)を一生懸命に形作ろうとしているからなんです。

アイデンティティとは「自分の軸」のこと

アイデンティティとは、自分が本当に大切にしたいものは何なのか、どんな生き方を選んで人生を歩んでいきたいのかという、いわば「自分の軸」のこと。

高校生の頃はこの軸がまだグラグラしているから、将来のことや人間関係のこと、色々なことで迷ったり、不安になったりしやすい時期なんです。

「自分の軸」と聞くと、どんなときも同じ考えを持ち続けるとか、どんな困難にも負けず強くあり続けるといったイメージがあるかもしれませんが、それはちょっと違います。

本当の意味での「自分の軸」や「自分らしさ」とは、迷いながらそれでも自分で選んだり、自分の気持ちの変化を受け入れたり、「これが自分だ」と受け入れることなんです。

変わり続けてもいい。迷ってもいい。それも全部、あなたらしさなんです。

高校生が「自分らしくいられない」と感じやすい理由

① 自分で選ぶことが、どんどん増えるから
高校生になると、自分で選択しなければならないことが増えますよね。例えば、進学するか 就職するか、どんな友達と付き合うか、どんな夢を持って将来を生きていくかなど、数えるときりがありません。

「失敗したくない」「間違えたくない」という気持ちが強くなるのも当然のことなんです。

② 周りの目を気にしすぎて、疲れちゃうから
「親はこう思ってるんじゃないか」「SNSで、どう思われるかな」など、周りの目を気にすれば気にするほど、「本当の自分」がわからなくなってしまうことがありますよね。

まるでたくさんの糸が絡まって、身動きが取れなくなっているようなそんな感覚に陥ってしまうかもしれません。

アイデンティティを育てるためのヒント

①今は、無理に「決められなくてもOK」
将来のこと、自分がどうなりたいか、今はまだハッキリわからなくても大丈夫。焦る必要はありません。悩み考えている時間そのものが、あなたのアイデンティティを少しずつ育ててくれています。 今日の悩みは、明日のあなたを輝かせるための大切な栄養になると思います。

②安心して、本音を話せる場所を見つけよう
自分の考えや気持ちを安心して話せる場所や人を持つことは、自分らしさの土台を育む上でとても大切です。家族、友達、先生など誰でもいいんです。飾らない自分でいられる、そんな場所や人とのつながりをぜひ見つけてください。

③自分の「好き」を大切に育てよう
好きな音楽を聴いたり、好きな本を読んだり、好きな場所にでかけたりと、自分の心が喜ぶことをたくさんすることで、自分らしさの種は大きく育っていきます。 自分の「好き」を大切に、心に栄養を与えてあげてくださいね。

思春期は自分らしさを探す、特別な時期。 だからこそ迷ったり悩んだりすることは、成長するための大切なサインなんです。

完成された自分でなくてもいいんです。 今、あなたが感じている心の揺れは、未来のあなたを支えるかけがえのない宝物になるはずです。

<参考文献>
厚生労働省. こころもメンテしよう〜若者を支えるメンタルヘルスサイト〜
公益社団法人 日本精神保健福祉士協会. 児童生徒のこころとからだの支援ハンドブック

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインでご相談ください。

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