パートナーに知っておいてほしい3つのこと〜妊娠期編〜

妊娠中のパートナーを最大限サポートしたいと思っていても、実際に妊娠するとにどのような変化が起きるのか、そして何に注意していけばいいのかわからない、という方も少なくありません。
今回は、妊娠中に注目して、パートナーとして知っておくべきことを解説していきます。

妊娠には3つの時期があり、体調が大きく変化します

妊娠してから出産までは、およそ10ヶ月間(40週間)あり、これを三つの時期に分けて、初期(〜妊娠13週頃)、中期(妊娠14〜27週頃)、後期(妊娠28週〜)と区別しています。

妊娠初期では、これまでより休息を多く必要としますし、つわりも起こります。また、気分の浮き沈みが激しいことも当たり前だと思っていてください。パートナーの声に耳を傾け、いつでも支えを申し出てください。
つわりについてはこちらもご覧ください。
「産婦人科医が伝えたい「つわり」の正しい知識と対応」

妊娠中期は比較的楽に過ごせる時期で、妊娠17〜20週には胎動がわかってきます(個人差があります)。健診先の医療機関で実施されるプレママ・パパクラス(母親・両親学級)にもぜひ積極的に参加してみましょう。

妊娠後期はお腹も大きくなり、もっとも負担の大きくなる時期です。眠りにくい、早く歩けない、普段のルーチンワークがうまくできない、といった状況にお互いがイライラしてしまうかもしれませんが、それも当然です。2人で相談し、ゆったりとした気持ちで過ごすようにしてくださいね。

妊娠したら2人の生活習慣を見直してみましょう

妊娠中は、母体の健康を最優先に考える必要があります。そして、それを支えることがパートナーの最大の務めと言ってもいいでしょう。
まず、健康的な食生活を心がけ、休息も積極的にとってもらうようにしましょう。体調のいい時は、適度な運動をすることもとても大切です。
特に大事なのは、タバコ、お酒などの有害物質を避けることです。このためには、パートナーであるあなたもタバコをやめることが一番の支えになるでしょう。
では、副流煙の影響はどうなのでしょうか?

副流煙は胎児にも新生児にも有害です

妊娠中に副流煙に晒されていると、胎児が発育不良となるリスクが上がります。また、生まれた後の新生児や幼児が副流煙に囲まれていると、気管支喘息、呼吸器感染症、中耳炎の悪化に繋がりうること、そして乳幼児突然死症候群のリスクが上がりことが報告されています(厚生労働省、米国疾病予防管理センターなど)。
このため、自宅や自家用車内での喫煙は絶対に行うべきではありません。

今回は妊娠中の身体の変化や注意点について、パートナーの方向けに解説しました。
積極的にサポートしてくれるパートナーと一緒に過ごす女性は、妊娠中により健康的な生活を送ることができ、これは生まれてくるお子さんにも良い影響を与えます。
ぜひ、2人で一緒に妊娠中の過ごし方を工夫し、少しでも快適に、明るく妊娠生活を送ってくださいね。

妊娠中のセックスについてはこちらの記事をご覧ください。
「妊娠中のセックスは安全?注意点は?陣痛を起こす?妊娠中のセックスに関する最新情報まとめ」

子どもへの喫煙の詳しい影響についてはこちらの記事をご覧ください。
「子どもの前でタバコはやめてほしい4つの理由」


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(産婦人科医 重見大介