妊娠中のセックスは安全?注意点は?陣痛を起こす?妊娠中のセックスに関する最新情報まとめ

妊娠中のセックスは本当に安全なのでしょうか?早産や感染症の危険性は?産んでもいい時期にセックスすると陣痛が起きるって本当?妊娠中でも安心してセックスできるよう、最新情報をまとめました。

妊娠中のセックスは、基本的に問題なし!
快適なスキンシップについて、パートナーと話し合ってみましょう

「妊娠中のセックスが母児へ悪影響をもたらすという根拠はないことを、妊婦は知らされるべきだ」と英国国立医療技術評価機構(NICE)のガイドラインに記されています。正常な妊娠経過を送っている妊婦さんとパートナーが望むのであれば、妊娠週数に関わらずセックスをしても問題ないのです。

ただし、切迫流産・切迫早産、頸管無力症や胎盤の位置が低い(前置・低置胎盤)等、健診時に医師から指摘されている妊婦さんは控えた方がいいと考えられます。

また、妊娠中は、ホルモンの変化やつわりによって性欲が低下する方もいます。腹部を圧迫する体位や痛みを感じる体位も避けた方がいいでしょう。心身の状態が変化する妊娠中だからこそ、パートナーと一緒に、お互いが満足できるスキンシップについて話し合ってみましょう。

感染予防のため、コンドームの使用を!

妊娠中にセックスをする場合は、できるだけコンドームを使いましょう。コンドームを使わないことで腟炎や子宮内感染が起こると、早産に繋がる可能性があるからです。

特に、パートナーが性感染症を持っていたり、中南米などジカウイルスが流行している地域から帰ってきた場合は、性行為を控えるかコンドームを着用することが推奨されています。

ジカウイルスに関する最新情報は厚生労働省のウェブサイトをご覧ください。

厚生労働省「ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html

セックスによる陣痛誘発効果は、確認されていません

「切迫早産の方はセックスを控えた方がいい」と説明しましたが、では正期産(妊娠37週以降)の時期でのセックスは、陣痛誘発効果があるのでしょうか?

残念ながら、そのような効果は確認されていません。妊婦さんがオーガズムを感じたり、乳頭刺激を行うことでは、陣痛を起こすほどの子宮収縮は得られないようです。

いかがだったでしょうか。
妊娠経過が順調な妊婦さんが望むのであれば、セックスをしても問題ないのですね。感染予防に気を付け、体位も工夫してみてください。
もし気分が乗らない、体調が悪いという時は、是非パートナーに伝えてみてください。長く続く育児に向け協力体制を築くことが必要な妊娠中だからこそ、心地よいスキンシップについて本音で語り合ってみましょう。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師、助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(助産師 中村早希