パートナーに知っておいてほしい3つのこと〜出産準備編〜

いよいよ出産が近づいてきたとき、パートナーとしてどんな準備をしておけばいいのか、あまりわからないという相談をよく耳にします。
今回は、出産前の準備に注目して、パートナーとして知っておいてほしいことを解説していきます。

お産を迎える医療機関について詳しく知っておきましょう

出産予定の医療機関は、人によって病院、クリニック、助産院など様々でしょう。妊娠している女性の状況(年齢、合併症、過去の病歴など)、出産への希望(無痛分娩、フリースタイルなど)、自宅からの距離などによって適切な医療機関を選んでおくことはとても大事ですが、出産前には改めてその医療機関について詳しく情報を把握しておくことをお勧めします。

例えば、
・陣痛や破水などで入院となるときの流れと手続き
・出産が終わるまでの必要物品の確認
・分娩室には誰が入ることができるのか
・夜間に家族が同室で泊まることはできるのか
・写真/動画撮影は可能か
・緊急時対応(他院への搬送体制など)
などは知っておいた方がいいでしょう。

チャイルドシートの準備を忘れずに

妊娠、出産をきっかけに、自家用車の利用が増える方も多いと思います。
出産後に退院する際は、お母さんも体力が十分ではなく、小さな赤ちゃんも連れていますので、車での移動はとても便利です。
ただし、生まれたての赤ちゃんを乗せる場合、法的義務があるため、必ずチャイルドシートを準備しておくようにしましょう。また、きちんと車内に設置し、適切な使用方法を守ることも重要です。

なお、国土交通省のまとめによると、自動車乗車中における幼児の死亡事故で、チャイルドシートを使用していなかった場合の死亡率は使用していた場合より3倍以上高いと報告されています。
出産予定日前に、余裕を持って準備をしておくことをお勧めします。

冬場はインフルエンザワクチンを接種しておきましょう

新生児はまだ免疫力が不十分なため、感染症にかかってしまうと重症化しやすいことがわかっています。両親から移してしまわないよう、しっかりと予防しておくことが大切です。
特に、インフルエンザワクチン(10月-3月頃の間)は忘れずに接種しておきましょう。

今回は出産の準備に向けた、パートナーの方へのアドバイスを医学的な側面からお話しました。
陣痛はいつくるかわかりませんし、いざ出産を迎えるとやらなければならないことに追われてバタバタしてしまいます。
出産前にできることはしっかりと準備しておき、安心して我が子を迎えてくださいね。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師・助産師にご相談ください。

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(産婦人科医 重見大介