イヤイヤが始まると、思ったよりも子どもの対応に時間がかかったり、心に余裕がなくなったりしてしまい、親もつらくなったりしますね。ストレスをため込むと、爆発しかねません。時間的な余裕も必要ですが、心に余裕を持つためにも親のリフレッシュが必要です。息抜き方法をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
話をきいてもらう
パートナー、ご両親、友人、保育園や支援センターのスタッフなど周りの方に、「こんな状態で大変なんです」と話を聞いてもらいましょう。話を聞いて共感してもらうだけでも、心が楽になるでしょう。
同年代の子どもをもつ親たちも、きっと同じ思いをしているはず。ちょっと勇気を出して、話しかけてみてはいかがでしょうか。共感し合えることがあるかもしれませんよ。
一人の時間をもってリフレッシュする
親が一人になる時間を持つことも効果的です。30分でも1時間でも大丈夫。1日の大半を子どものペースで過ごしている親には、短くてもいいので自分のペースで好きなように過ごせる時間が必要です。
「子どもを預けて自分の時間なんて育児放棄では・・・!?」と気になるかもしれませんが、それは育児放棄ではありません。子どもを預けて自分がリフレッシュすることに罪悪感を感じることもありません。会社で働く際にも、休憩がありますよね。好きなものを食べたり、趣味のことをしたりして気分転換することも考えてみてはいかがでしょうか。
親が笑顔で子どものお世話をするために、休憩時間が必要です。少しでも気分転換できるといいですね。
リラックス法を試してみる
リラックスすることも効果的です。自分自身に合った方法を探してみましょう。例えば、ぬるめのお湯につかる、アロマ、ストレッチ、音楽を聴く、深呼吸(腹式呼吸)、ヨガ、身体を動かす、温かい飲み物を飲むなどです。
この中でも深呼吸は、簡単にできて筋肉の緊張を緩ませる効果があります。鼻から空気を吸って吐くときに、吸ったときよりも2倍の時間をかけてゆっくりと吐くことがポイントです。息を吸うときにおなかを膨らませて、息を吐くときにおなかをへこませるように、腹式呼吸を5回ほど行います。
子どもの世話するときは、親の身体と心の健康も大切です。「つらい」「助けて」と言えることも大切な親の力といえます。イヤイヤ期の子どもの様子や、ご自身の気持ちを共有できる人がいるといいですね。
<関連ジャーナル記事>
- 発達理論から考える、イヤイヤ期と向き合うコツ
- イヤイヤ期どうやって乗り切る?!〜イヤイヤ期の基本的な考え方と受け入れるためのポイント〜
- イヤイヤ期どうやって乗り切る?!〜イヤイヤ期の対応編〜
- イヤイヤ期どうやって乗り切る?!〜毎日の具体策編〜
<参考文献>
厚生労働省. こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト「こころと体のセルフケア」
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(助産師 河井恵美)