夫婦間の良好なコミュニケーションのコツとは

最終更新日: 2024年3月27日 by 産婦人科オンライン

夫婦の関係性は、妊娠、出産、育児に大きな影響を及ぼします。良好な夫婦関係を築く上で良好なコミュニケーションが大切なのは言うまでもありません。今回は、そんな夫婦のコミュニケーションについてお話しします。

夫婦間で育児に対する経験値に差が生まれやすいため、認識の違いに要注意

男性と女性を比較すると、妊娠や出産の実体験や、育児に関わる時間の長さを含めると、女性の方がより多くの経験をする機会がある傾向にあります。女性の方が経験値が高い分、妊娠や育児に対して感じていることや考えていること、そもそも見えているものが男性と比較すると大きく異なっている可能性があります。

例えば、週末しか子どもとお風呂に入る機会がない男性と、平日毎日子どもとお風呂に入っている女性とでは、お風呂に入る前後の準備やお風呂に入っている際の注意点やコツなどの認識が大きく違います。

この場合、お風呂から出た後の準備を何もせずに男性が子どもとお風呂に入る様子を見ると、多くの女性は「お風呂に入る前に着替えを用意しておかないと、裸のまま走り回って着替えさせるの大変なのに、なんで何も考えないで入るの!」と思うかもしれません。

お互いの認識の違いを認め、埋めることが大切です

まず大前提として、「なんでそんなことも分からないの!?」と感じるのではなく、「経験値が違うから仕方ないか」と知識や考えていることに違いがあることを認めることが大切です。
そして、この違いをなるべく埋めることが、夫婦間の良好なコミュニケーションを始めるスタートラインになります。

「おむつを変えて」、「洗濯を回して」と家事や育児のやるべきことだけでなく、注意点やコツ、気にしていること等も伝えてみましょう。なかには「なぜここまで言わなければいけないのだろう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし最初から全部わかって気づける人の方が少ないです。この作業は、時に大変で精神的な負担になる可能性もありますが、まずは出来る範囲で少しずつ始めてみましょう。言われた人にとっては「そんな所まで考えているのか」という新しい気づきになるかもしれません。

また、悩んでいることや困っていることを共有し、一緒に良い方法を考えてみることは、夫婦間での認識の違いを埋めるだけでなく、その過程すらも夫婦間の良好なコミュニケーションの1つになります。

良好なコミュニケーションがお互いの理解へと繋がります

良いコミュニケーションの基本は、お互い非難するのではなく、傾聴して労うことです。夫婦という親しい仲だからこそお互いそれを意識していくことで、自然とたくさんのコミュニケーションをとることに繋がります。そしてその過程はお互いを理解していくこと、お互いを大切な存在に思えていくことにも繋がります。

お互いの状況やタイミングにもよりますが、今日1日あった出来事や困ったことや大変だったこと、子どもの様子等を是非共有してみましょう。

今回は夫婦のコミュニケーションのコツについてお伝えしました。夫婦の良いコミュニケーションは良好な夫婦関係に繋がり、それがこれからずっと続く家族関係や育児にも大きな影響を及ぼします。
是非今回お伝えしたことを少し意識して、コミュニケーションを取ってみて下さいね。

*参考文献*
令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査(速報版)について
産後は家族の危機!?産後クライシスってどうして起きるの?
「夫婦」から「親」になるために妊娠中から知っておいてほしいこと

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(助産師 崔賀英

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