赤ちゃんの性別はいつ分かる?産婦人科医が解説します

妊娠中、赤ちゃんの性別が気になる方も多いと思います。妊婦健診の度にドキドキしている方もいるかもしれませんね。今回は赤ちゃんの性別が判明する時期について解説いたします。

赤ちゃんの性別はいつ決まる?

赤ちゃんの性別は、精子と卵子が出会って受精した段階で決まります。実際に性別が分かるようになるのはまだまだ先ですが、実は妊娠の一番最初の時点でもう性別は決まっています。

超音波で見えるようになるのは妊娠4か月以降

超音波で赤ちゃんの性別を推測する際には、外性器を確認します。男の子であれば両足の間に突起物を確認します。女の子であれば外陰部の割れ目を確認します。

赤ちゃんがある程度の大きさにならないと外性器をしっかり確認できないため、妊娠初期には性別はまだ分かりません。妊娠14週(妊娠4か月)ごろから少しずつ見えるようになってきて、妊娠20週(妊娠6か月)以降になるとよりはっきりと性別を確認できるようになります。

性別が確定するのは生まれてから

赤ちゃんの性別を少しでも早く知りたいという方も多くいらっしゃいますが、出産まで性別が分からない場合もあります。赤ちゃんの姿勢や向き、足の閉じ方次第では外性器を十分に確認できないためです。

また、妊娠中に超音波で推定していた性別が間違っていたということも時々あります。そのため、性別が確実に分かるのは、実際には生まれてからということになります。

今回は赤ちゃんの性別がいつ分かるかについて解説いたしました。性別が分かる日を楽しみに待ちたいですね。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(産婦人科医 平野喜子

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