最終更新日: 2024年3月18日 by 産婦人科オンライン
イヤイヤ期のお子さんとうまく過ごすための日々の具体策について紹介します。できそうなことから取り入れてみて下さいね。
時間を決めて行動する
例えば、公園に行って帰り際に帰りたくないと言ってイヤイヤが始まったら、次のような対策を試してみましょう。
- 「◯時までにしよう」と時間を決める
- 「あと1回やったら終わりよ」など目安を決める
- まわりの人や遊具、おもちゃなどに向けて次々に「バイバイ」と言ってお別れする
- 「これをしたら、あれをしよう」と興味のある代案を示す
ユーモアで対応
子どものかんしゃくに「どうしよう」と困ったら、親もイヤイヤをしてみるのはいかがでしょう。
子どもがイヤイヤを始めたら、親も「イヤイヤ!」と子どものイヤイヤをより強く真似して、本当に怒るのではなく、おおらかに想いを発散させている様子を見せ、「こうするといいよ」とお手本を見せるのです。
しばらくしたら、「ああ、スッキリした」と笑顔で起き上がります。「次はこうやってやってみて」と付け加えると、子どもは本来イヤイヤをしたかった理由を忘れて、あっけにとられるかもしれません。面白がって、遊びのイヤイヤを始めるかも!
親がクールダウンする方法
時間と気持ちに余裕を持って、気長に優しく子どもに対応できれば苦労しませんよね。でも、親も人間です。イライラすることもあると思います。そんなときにクールダウンする方法をご紹介します。
- 子どもから離れる/後ろを向く/目をつぶる
- 大きい方から小さい方へ数を数える
- 深呼吸したり水分を摂ったりする
子どもから離れるときは、子どもを安全な環境に置きましょう。
また、数を数えるときには、「70、69、68、67・・・」と大きい数字から小さい数字へ10〜20ほど数えると、少し落ち着きます。なぜ、「10、9、8・・・3、2、1」ではないかというと、「3、2、1、0」と感情がたかぶらないようにするためです。簡単に数えられない数字だと、数える方を意識してイライラから気持ちをそらすという方法です。
イヤイヤ期は、子どもも一生懸命。同時に、親も子どものことを思って、必死に対応していることでしょう。イヤイヤ期は期間限定です。ずっとこのままではありません。いつか懐かしいと感じるときが来ると信じ、一緒に乗り越えましょう。
<関連ジャーナル>
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。
産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。
(助産師 河井恵美)