10代でも産婦人科を受診した方が良い3つの状況

最終更新日: 2024年2月15日 by 産婦人科オンライン

10代(ティーネイジャー)の女性にとって、産婦人科の受診というのは心理的抵抗が大きいものでしょう。しかし、きちんと受診した方が良い状況もあります。今回、3つの事例をご紹介します。

①月経関連症状がある

10代の女性が月経について知り、学ぶ機会は限られています。学校の授業で習ったり、保護者に教えてもらったり、友人の話を聞いたり、スマホで調べたりなど、個人個人によっても異なるでしょう。しかし、中には誤った知識・情報が含まれていることがあり、それは健康への悪影響に直結してしまいます。

例えば、以下に当てはまる場合には早期に産婦人科を受診した方が良いでしょう。

・月経が2ヶ月来ないことがある
・毎月、2回は月経が来てしまう
・月経痛が辛くて勉強や部活に支障がある
・痛み止めは体に悪そうで飲むのに抵抗がある
・多い日は夜用ナプキンを1〜2時間に1回以上取り替えたり、レバーのような塊が出ている
・月経開始前の数日間、非常に調子が悪い

②デリケートゾーンの気になる症状

思春期には月経が開始し、一部の女性では性行為を経験するでしょう。そうすると、外陰部や腟のかゆみを感じることも出てきますし、おりものの量やにおいが気になることも増えます。

かゆみは日々のストレスになりますし、デリケートゾーンに細菌などの感染を起こしている場合もあります。感染に対しては適切な治療を受けないとなかなか自然には治りません。

また「月経周期に伴うおりものの量や状態の変化」について知っておくことも重要な知識となります。おりものの異常なサイン(黄色や黄緑がかる、においがキツくなる、少量の血が混じるなど)を知っておくことは、感染や疾患の早期発見に繋がります。

③妊娠と避妊について話す場がない

ご家庭での性教育は、その量や幅に大きな差があるでしょう。保護者の方にとってもなかなか話を切り出しにくいと思いますし、「そういった話題を出すと関心を持ってしまうのでは」「うちの子にはまだ関係ないこと」と思ってしまう大人が多いことも事実です。

​​しかし、ほとんどの10代の女性にとって避妊の知識とスキルは不可欠なものです。
さまざまな調査や研究によって、適切な性教育の実施が「子どもを性について奔放にさせる」ことに繋がらず、むしろ危険な性行為を減らすことに繋がると明らかにされているのです。

最近では避妊に関する正しい情報を得られるウェブ上のコンテンツが増えてきていますが、もし月経のことやピルのことなどで産婦人科へ相談する機会があれば、ぜひ避妊についても疑問点を聞いてみましょう。

なお、男性用のコンドームは安価でとても使いやすい避妊手段の一つですが、きちんとした使い方を徹底しないと効果(避妊成功率)が落ちてしまうので要注意です。

参考文献
ACOG. 21 Reasons to See a Gynecologist Before You Turn 21.
Human+. 確実な避妊法を教えて!


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後、そして女性の健康に関する不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(産婦人科医 重見大介

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