つらい生理痛(月経困難症)は治せる?酷い生理痛の原因と対処方法

最終更新日: 2024年2月15日 by 産婦人科オンライン

毎月やってくる生理。痛みが強いと日常生活にも支障がでてしまいますよね。今回は、生理痛が酷くなる原因や対処方法についてまとめてみました。

1.月経困難症は疾患が原因の場合があります

月経困難症に悩む人の中には、別の疾患が原因となっていることがあります。例えば、
・子宮内膜症(炎症や癒着を繰り返し、卵巣が腫れることもある。月経困難症の原因で最も多いもの)
・子宮腺筋症(子宮が腫れてしまう疾患)
・子宮筋腫(子宮にできるコブのようなもの)
・子宮奇形(子宮の形が通常と異なるもの)
などが挙げられます。

これらの原因疾患は、内診や超音波検査、MRIなどによって診断することが出来ます。原因を治療することで症状が良くなる可能性があります。
生理痛が辛い人は、まず婦人科で診察してもらいましょう。

2.下腹部痛以外の症状も、月経困難症の治療で改善することがあります

月経困難症の場合、生理時の下腹部痛以外にも症状がでる人がいます。生理のたびに、腰痛や頭痛、下痢、吐き気・嘔吐などがある場合、月経困難症を治療することでそれらの症状が改善する可能性があります。

3.月経困難症の治療は大きく2種類

1つ目は、対症療法(辛い症状を和らげる方法)です。鎮痛薬(痛みの原因物質の産生を抑える薬)や漢方、鎮痙薬(ブスコパンなど、子宮の収縮を抑える薬)の内服などがあります。

2つ目は、ホルモン治療です。内服薬(エストロゲン・プロゲスチン配合薬やジエノゲスト)や、子宮に留置するタイプ(レボノルゲストレル放出子宮内システム:LNG-IUS)などのホルモン治療を行うことで、生理自体を軽くし、症状を改善する効果が期待できます。

人によって使用に適さない場合もあるので、どの治療法が自分に合うのか気になる方はぜひ早めに産婦人科で相談してみましょう。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後、そして女性の健康に関する不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(産婦人科医 清田裕美)

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