大流行中の風疹!妊娠中に気をつけてほしいこと

2018年12月現在、日本では風疹の患者が2000人を超え大流行しています。妊娠中に風疹にかかると、赤ちゃんの目・耳・心臓などに奇形が起こるリスクがあり注意が必要です。風疹にかからないようにするために、今できることをご説明します。

発熱とブツブツには要注意

風疹は、唾や咳の中に含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。風疹にかかると、2~3週間後に発熱、皮疹(体に赤いブツブツ)が出現して、耳の後ろのリンパ節が腫れてきます。

体にブツブツがある前後1週間は、ウイルスが体内から外へ排出されているので、妊婦さんはそのような症状のある人に近づかないようにしてください。風疹を治す薬は無いため、自宅で安静にして自然に治るのを待つ形になります。

パートナーや家族は風疹ワクチンを

風疹の予防接種は生ワクチンのため、妊娠中は打つことができません。妊婦さんを守るために、パートナーや周りの家族が予防接種を受け、風疹を広めないようにすることが大切です。特に30~60歳代の男性は、風疹の抗体を持っていないことが多く注意が必要です。

2018年12月現在、風疹の抗体検査や予防接種に対して自治体で費用補助を行っています。お住まいの自治体や保健所にお問い合わせください。

心配なときは産婦人科医に相談を

もし妊娠中に風疹にかかってしまった場合、専門施設(風疹罹患妊婦2次相談施設)で検査を受ける必要があります。特に、妊娠20週までに風疹にかかってしまった場合、先天性風疹症候群(赤ちゃんに難聴・目の異常・心臓病が起きる病気)のリスクが高くなります。

風疹患者さんと接触した場合や、熱と一緒に体にブツブツ(発疹)が出てきた場合は、かかりつけの産婦人科医に電話し、専門の施設を受診した方がいいか相談してください。

<もう少し詳しく知りたい方へ>
風疹について(厚生労働省)

今、日本では風疹が大流行しています。妊婦さんは、体調の悪い人には近づかないように気をつけましょう。パートナーや家族は予防接種をうけ、免疫をつけるようにしてください。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師、助産師にご相談ください。

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(医師 柴田綾子