公開日: 2019年1月9日
最終更新日: 2026年2月15日
日本ではかつて風疹の流行が課題となりましたが、現在はWHOによって風疹排除状態(国内に住み着いていた風疹ウイルスがいなくなった状態)とされています。しかし、抗体が不十分な人が残っているため、感染防止のためのワクチン接種は引き続き重要です。
発熱とブツブツには要注意

風疹は、唾や咳の中に含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。風疹にかかると、2~3週間後に発熱、皮疹(体に赤いブツブツ)が出現して、耳の後ろのリンパ節が腫れてきます。
体にブツブツがある前後1週間は、ウイルスが体内から外へ排出されているので、妊婦さんはそのような症状のある人に近づかないようにしてください。風疹を治す薬は無いため、自宅で安静にして自然に治るのを待つ形になります。
パートナーや家族は風疹ワクチンを

風疹の予防接種は生ワクチンのため、妊娠中は打つことができません。妊婦さんを守るために、パートナーや周りの家族が予防接種を受け、風疹を広めないようにすることが大切です。特に30~60歳代の男性は、風疹の抗体を持っていないことが多く注意が必要です。
風疹ワクチンは2回接種すれば十分に抗体がつくことがわかっています。ご自身が2回風疹ワクチンを接種したか不明な方は、ご自身の母子手帳を確認するか、お近くの内科や産婦人科で風疹の抗体価の血液検査をおすすめします。
心配なときは産婦人科医に相談を

もし妊娠中に風疹にかかってしまった場合、専門施設(風疹罹患妊婦2次相談施設)で検査を受ける必要があります。特に、妊娠20週までに風疹にかかってしまった場合、先天性風疹症候群(赤ちゃんに難聴・目の異常・心臓病が起きる病気)のリスクが高くなります。
風疹患者さんと接触した場合や、熱と一緒に体にブツブツ(発疹)が出てきた場合は、かかりつけの産婦人科医に電話し、専門の施設を受診した方がいいか相談してください。
<もう少し詳しく知りたい方へ>
・風疹について(厚生労働省)
風疹は流行することがあり、妊娠中に感染すると赤ちゃんの健康に影響を与える可能性があります。ご自身と赤ちゃんを守るため、パートナーや家族は予防接種をうけ、免疫をつけるようにしてください。
*参考文献
・CDC. Pregnancy and Rubella.
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師、助産師にご相談ください。
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