毎日赤ちゃんとどう過ごしたらいいの?〜赤ちゃんとの過ごし方や遊び方とは〜

最終更新日: 2024年2月15日 by 産婦人科オンライン

赤ちゃんの誕生後は、今までの生活とはまるで違う日常が始まりますよね。日中の赤ちゃんと二人きりの時間、緊張で疲れてしまうこともあるでしょう。また、いったいどんな風に過ごしたらいいんだろう?と戸惑われる方もいるのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんとの過ごし方や遊び方についてご紹介します。

赤ちゃんの睡眠パターンに合わせて過ごしましょう

月齢によって、赤ちゃんの睡眠パターンは変化し、起きていられる時間もだんだんと長くなっていきます。個人差が大きいのであくまで参考程度ですが、月齢ごとの睡眠時間の目安は以下の通りです。

・0~1ヶ月頃:1日の睡眠時間は16~20時間で、1~2時間の覚醒と1~4時間の睡眠を繰り返します。
・1~3ヶ月頃:1日の睡眠時間は14~15時間とやや短縮します。3~4時間連続して睡眠を取れるようになってきます。
・3~6ヶ月頃:1日の睡眠時間は13~14時間で、6~8時間連続して睡眠をとるようになります。2~4時間の昼寝を1~2回とります。
・9ヶ月頃以降:睡眠時間の7~8割を夜間に眠るようになってきます。

赤ちゃんの睡眠中は、お母さんもできるだけ休息をとるようにしましょう。

語りかけたり、歌いかけたりすることも、赤ちゃんとの遊びにつながります

赤ちゃんとの暮らしが始まると、おむつを替えて、授乳をして、お風呂に入れて、洗濯もしてと大忙しで、赤ちゃんと遊ぶ余裕なんてどこにあるの?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。授乳やおむつ替え、お風呂などのお世話の時間に語りかけたり歌いかけたりすることでも、十分に遊びにつながっています。

例えば、授乳の際に赤ちゃんの顔を眺めながら「おっぱい(ミルク)ちゅちゅちゅ♬」と歌うように語りかけてみてください。赤ちゃんの聴覚の発達は五感の中でも早いといわれています。聞きなれたお母さんの声がリズムよく聞こえてくると赤ちゃんはとても心地よく感じて心の充足にもつながります。

またお母さん自身も声を出して歌いかけることでリラックスできて気持ちが落ち着いてくるでしょう。

五感に働きかける遊びを取り入れてみましょう

赤ちゃんはお母さんと遊ぶのが大好きです。お母さんも赤ちゃんの笑顔を見るのは嬉しいですよね。赤ちゃんが起きている時間が長くなってきたら、絵本の読み聞かせや手遊びなどをしてみましょう。お歌を歌いながら赤ちゃんをやさしくマッサージをするスキンシップも良いでしょう。音が出るおもちゃで遊んだり、ボールをころころ転がしたりしてみても楽しいです。

おもちゃは高価なものを買う必要はありません。ペットボトルにお米を入れてしっかりふたを閉めてテープで止めればガラガラになります。ハンカチ一枚でいないいないばあ遊び、ひらひら遊び、投げてフワフワ遊びもできます。身の回りの物を使いながらぜひ赤ちゃんと一緒に遊んでみてくださいね。

もし赤ちゃんとの過ごし方や遊び方がわからなくなったり、もっと知りたい時は、各自治体の子育て支援センターや児童館に出向いてみるのもいいですね。

ぜひ肩の力を抜いて赤ちゃんとの心地よい過ごし方を少しずつみつけてみてくださいね。

<参考文献>
厚生労働科学研究費補助金, 未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班. 未就学児の睡眠指針.

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(助産師 稲垣真理子

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