「新生児訪問」と「赤ちゃん訪問」 〜訪問してもらって心配なことはなんでも聞こう〜

産後の身体での育児は、思ったより大変なことが多いです。不安なことやうまくいかないことは一人で頑張りすぎず、周りの力を借りてみんなで子育てしましょう。

「新生児訪問」と「赤ちゃん訪問」は何が違うの?

新生児訪問は、生後28日以内に助産師や保健師など、お母さんと赤ちゃんのスペシャリストが自宅に訪問して、新生児の発育や栄養、生活環境など専門的なアドバイスや相談を受けることができます。

赤ちゃん訪問は、生後4ヵ月までの赤ちゃんがいるすべての家庭が対象で、助産師、保健師、看護師、保育士、母子保健推進員、子育ての経験者などが自宅に訪問します。(それぞれの自治体で異なりますが「新生児訪問」と「赤ちゃん訪問」のどちらかを選択する場合や、「赤ちゃん訪問」のみ行われている場合など、訪問するスタッフに違いがあります)

もちろん、どちらの訪問も無料で受けることができます。

「赤ちゃん訪問連絡票(出生通知票)」を提出しましょう

産後間もない時期は、慣れない育児に加え、お母さんのホルモンバランスが不安定であり、気分も落ち込みやすいです。なるべく早めに、母子手帳の綴じ込みハガキの「赤ちゃん訪問連絡票(出生通知票)」に自分の気になることや希望を書いて提出しましょう。心配だからすぐに来てほしい、助産師に来てほしい、などなんでも書いてみましょう。
提出すると市区町村の自治体は、この通知をもとに訪問の連絡をします。

もし、退院後の生活でご自分の体調が優れない、気分が落ち込みやすいなど、育児が難しい場合、お住まいの自治体の保健センターに直接電話で相談してみましょう。(状況により早めに訪問してもらえることもあります。)

赤ちゃんのこと、お母さんの体調のこと、育児のサポートなど遠慮せず相談してみましょう

産後のお母さんは気持ちが不安定になりやすいので、ご自身の気持ちや体調のこと、赤ちゃんに関して心配・不安なこと(体重が増えているか?母乳が足りているのか?うまく授乳ができているかなど)気になっていることはどんどん聞いてみましょう。
第2子以降のお母さんも、上の子の赤ちゃん返りの対応など、兄弟の育児についても相談できるので、第2子以降も訪問を受けましょう。

里帰り中の方も、里帰り先で受けられる場合もあるので、お住まいの市区町村の自治体に相談してみましょう。(赤ちゃん訪問は無料で受けることができますが、里帰り先での訪問希望の場合、一部の自治体では有料のこともあります。
また2020年11月現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、訪問対象の時期や実施できる内容が普段と異なる場合があります。)

産後のお母さんは、悩みや不安をたくさん背負ってしまうと、前に進むのが大変になります。地域のお母さんと赤ちゃんのサポーターに助けてもらいながら少しずつ前に進みましょう。

*参考文献
厚生労働省 乳児家庭全戸訪問事業ガイドライン


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(助産師 原田みどり