悩まないで!トイレットトレーニング。3つのポイント。

最終更新日: 2024年2月15日 by 産婦人科オンライン

よくトイトレという言葉を聞きますが、実際にいつからどうやって始めるのか分からず、不安に感じている方も多いと思います。ストレスなくトイトレが完了出来るための3つのポイントをお話します。

01.排泄を前向きに捉えられるような言葉がけをする。

オムツ交換時に「臭い!」と言って顔を歪めたり、おもらしをした時に「あーなんでトイレにできないの?」と責めたり、「あー大変!」などと焦ってしまった事はありませんか?そんな、大人の表情を見た子どもは「排泄はマイナスな事・いけないこと」と誤った認識をしてしまい、排泄行為から逃げようとしてしまいます。
オムツ交換時は、「沢山出たねー」「すっきりしようね」など、笑顔で肯定的な表現を使ってみましょう。

02.子どもの排泄のタイミングを知る。

親がトイレ誘導のタイミングを身に着け習慣化すると、徐々に排泄のタイミングが掴めてきます。
具体的には、寝起き(オムツが濡れていても)・もぞもぞしている時・表情や動きが固まった時などにトイレやおまるに座らせてみると、成功する事が多いです。
また、2−3歳になってくるとおしっこを貯められる量が増えていきます。おしっこの間隔が2時間程度空くようになったら、お子様のトイレ誘導のタイミングを観察をしてみてくださいね。

トイレ以外の場所で排泄をした場合は、「おしっこ(うんち)がでたね。」とまずは排泄したことを認め「次はトイレでしてみようね」などの声掛けを繰り返しすることで、排泄はトイレでするものという理解が出来るようになります。

03.子どもが安心できる排泄環境を作る。

トイレに行くのに、なかなか出ない、トイレに行くことを嫌がる、などの場合は一度、排泄環境を見直してみましょう。
・子どもの足が床や台にしっかりついているか
・座り方はどうか
・着脱しやすい服装か
などを確認し安心できる環境を作ってみましょう。

子どもによっては、大人が座る向きとは逆の向きが座りやすかったり(タンク側に向く)、抱っこをして親と一緒に便座に座ることで、安心して排泄できる場合もあります。
また、子どもは真似をして物事を習得するので、実際に手順を見せたり、絵本で説明してもいいでしょう。

今までオムツに排泄するのが当たり前だったのに、突然今日からトイレにしてくださいと言われたら、きっと誰でも戸惑ってしまうと思います。子どもの目線に立って、まずはオムツの中でするのが当たり前という認識をなくし、解放空間(トイレ)で出すという感覚が発達する様、しっかりと声掛け・理解出来るよう繰り返しの説明を心がけていきましょう。
トイトレを始める時期は、それぞれの家庭環境によっても異なりますので、お子様の様子をみながら焦らずいいタイミングを見つけてくださいね。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後の不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

(助産師 小堀 千辺

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