10代からできる!ライフイベント表で考える自分の未来

公開日: 2025年11月28日

最終更新日: 2025年11月28日

思春期やプレコンセプション期(結婚・妊娠前の時期)から「ライフプラン」を意識することで、将来の選択肢が広がり、より自分らしい人生設計につながります。今回は、ライフイベント表を使って思春期やプレコンセプション期からライフプランを考えるためのポイントを紹介します。

ライフプランについては、「思春期から考える自分の未来 ~ライフプランの基本~」も参考にしてくださいね。

ライフイベント表を作るステップ

まず、以下のステップを参考に、ライフイベント表を作ってみましょう。やりたいことを実現するには何が必要か、今なにをすべきかを考えると、具体的な行動が見えてきます。また、より具体的なお金の計算には、金融庁や日本FP協会などのライフプランシミュレーションも役に立つでしょう。

①やりたいことリストを作る(夢・目標)
②タイムラインに並べる(いつ頃やりたいか)
③必要な準備を洗い出す(勉強・お金・健康管理)
④実行と見直し(人生の変化に合わせて調整)

自分のライフイベント表を作ってみよう

主なライフイベントや生活について表にしましたが、ここに示したのはあくまで一例です。自分に当てはめて変更したり、書き加えたりして、オリジナルのライフイベント表を作ってみましょう。

年齢主なイベント学び・仕事・健康・家庭の目標お金
15歳高校進学・得意なこと、好きなことを見つける・部活動や委員会活動に打ち込むお小遣い管理
18歳大学進学・専門分野の勉強を始める・一人暮らしを始める・卒後の進路を考える(留学、大学院進学、就職、起業など)奨学金・生活費
22歳就職・仕事の基本を覚える・貯蓄を始める・社会人としての生活リズムを作る貯蓄スタート
30歳キャリア形成・専門性を高める、資格取得・後輩の指導役を担う・妊娠・出産について恋人と計画を立てる出産・育児資金
31歳結婚・昇進や転職を検討する・結婚し、新生活を始める・夫婦で将来の家族計画を話し合う
32歳第1子出産・育児休業を取得する ・夫婦で協力して子育てをする ・マイホーム購入を検討し始める
33歳復職、マイホーム購入・仕事と育児の両立に慣れる ・住宅ローンを組む
34歳第2子出産・2人目の育児休業を取得する
40歳キャリアアップ・管理職になる、専門性を極める ・子どもの教育方針を考える ・生活習慣病予防のため、運動を習慣化する教育資金
47歳キャリアの見直し、子どもの進学・子どもの進路相談に乗る(第1子15歳、第2子13歳) ・教育費のピークに備える ・自身のキャリアを見つめ直す
50代第1子の大学進学・役職定年やセカンドキャリアを考える・夫婦二人の時間を楽しむ・親の介護について考える
60代定年退職・再雇用や趣味の仕事など、新しい働き方を始める ・健康寿命を延ばすための活動に参加する・年金生活のプランを立てる老後資金
70代以降老後・趣味や地域活動を楽しむ ・孫との交流を深める ・終活を始める

結婚・妊娠・出産をライフイベントに入れてみる

結婚や妊娠・出産、子育ての時期は、思い通りにいかないこともきっとあるでしょう。また、今はあまり興味がないと感じている人もいるかもしれません。

しかし、「もしこの年齢で出産したら、自分が○歳くらいまで子育てが続くんだな」などと想像しながら、ライフプランを確認することは、生活やキャリアを考える上で大切です。男性も女性も一度は妊娠・出産・育児をライフイベントに含めて考えてみてくださいね。

「妊娠・出産」は将来の大きなライフイベントのひとつです。思春期から「知識を持つ」こと、プレコンセプション期には「自分とパートナーで選択できる準備をする」ことが大切です。一度、今の自分が思い描くライフプランを考えてみてはいかがでしょうか?

<参考文献>
・国立成育医療研究センター.プレコンセプションセンター「プレコンノート」.
・日本FP協会.「くらしとお金のワークブック ~FPと考える生活設計~」.

さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインでご相談ください。

SNSでシェア