妊娠中のバランスのとれた食生活〜適切な体重管理のために〜

公開日: 2021年6月16日

最終更新日: 2026年3月24日

2021年に、妊娠中の女性の体重増加量の目安が見直され、現在は妊娠前の体格(BMI)に応じた増加量が示されています。

妊娠前のBMIが18.5未満のやせ型の方では12〜15kg程度、BMI18.5〜25未満の普通体重の方では10〜13kg程度が目安とされています。

一方、BMI25以上の方では増加量はやや控えめとされ、BMI25〜30未満では7〜10kg程度、BMI30以上では個別対応(上限5kg程度が参考)とされています。

体重増加を恐れて極端な食事制限をすることは胎児の発育に好ましくありません。体重増加の目安はあくまで参考値であり、体質や赤ちゃんの成長に応じて個人差がありますので、主治医と相談しながら、バランスのよい食生活を心がけましょう。

「普通」の体格の人は、1週間で300~500gの増加

通常、悪阻(おそ)が終わる妊娠12~15週くらいから、妊婦さんの体重はどんどん増加していきます。なかには、水を飲んでも体重が増える、という表現をされる方もいるほどです。しかし、胎児の順調な発育のためには、適切な体重増加は必要なこと。体調や食欲の変化があって当然ですが、極端に体重が増えたり減ったりすることはなるべく避けましょう。

「普通」の体格の人は、1週間で300~500gの体重の増加が理想的です。ストレスにならない程度にこまめに体重計にのるなどすると、体重の増減にも気づきやすくなります。

妊娠中のエネルギー必要量は+250~400kcal(妊娠中期以降)

妊娠初期から後期にかけて、1日あたりのエネルギー必要量は妊娠初期(14週未満)で+50kcal、妊娠中期(14~28週未満)で+250kcal、後期(28週以降)で+450kcalほど、妊娠していない時に比べて多くなります。

十分な量、栄養バランスの食事をとりましょう。タンパク質を多く含む肉や魚を中心としたおかずと、野菜を中心としたおかずは必ず取り入れるようにしましょう。

体重がオーバー気味のときは、一品ものは避け、飲料や間食の見直しを

体重に気をつけているのに増える一方、という妊婦さんの食事内容を聞いてみると、菓子パン、丼もの、麺類、など高カロリーで手軽に食べられるものを選んでいる傾向にあります。例えば昼食にラーメンを食べるときは野菜の多いタンメンを選び、間食にはタンパク質のとれるヨーグルトをとる、などするのも良いでしょう。

食事は気を付けているのに、という方でも糖分の多い野菜ジュースを多く飲んでいたりする方もいらっしゃいます。自分では気づいていない点や、また、手間をかけなくても工夫できる栄養管理もありますので、こんなこと、と思わずに産婦人科オンラインで聞いていただくのも助けになると思います。

「バランスのよい食事って?」と思ったら厚生労働省の指針が参考になります。


さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの医師にご相談ください。

産婦人科オンラインはこれからも妊娠中・産後、そして女性の健康に関する不安や疑問を解決するために情報を発信していきます。

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