最終更新日: 2024年2月15日 by 産婦人科オンライン
生まれたばかりの赤ちゃんは、しばらくは起きている時間が短く、寝ている時間が長い日が続きます。少しずつ表情が豊かになり、追視ができるようになってきます。手足も少しずつ動かすことができるようになります。そして授乳やオムツ交換など日々のやりとりのなかで、人の顔やガラガラなどに興味を持っていくようになります。
赤ちゃんは遊びを通して様々なことを学んでいきます
赤ちゃんにとって遊びは、食べることや寝ることと同じくらい大切なことです。「あのおもちゃがほしい」「どうしたら取れるんだろう」と思ったときに、手や足などをどう動かしたらおもちゃが取れるのか、さらにそれを口に入れるにはどうしたらいいかなどを遊びを通して学んで習得しています。そして、その動きは自分で食べる、着替える等の動きにも繋がっていきます。
赤ちゃんがやりたいと思う遊びをとことんさせてあげましょう
赤ちゃんがしたい遊びは、大人が考える遊びと異なることがあります。「ティッシュペーパーを出し続ける」「開けてほしくない扉を開ける」なども、赤ちゃんにとっては大切な遊びです。保護者の方は対応に困ることがあるかと思いますが、このようなときは、できる限りとことん遊ばせてあげるか、形をかえて遊ばせてあげましょう。
例えば、ティッシュペーパーを出すという行為ですが、大人からすると対応に困りますね。しかし、赤ちゃんはティッシュペーパーを出すことで手先を使う練習をしているのです。このような時は、薄い布を引っ張り出すおもちゃにかえる等して、思う存分遊ばせてあげれるといいですね。
遊びを通しての満足感や達成感は、心の発達にもつながります
赤ちゃんがやりたい遊びをとことんさせてあげると、不思議とその遊びは次第にしなくなります。「あんなに扉を開けたり閉めたりしていたのに…」と思うかもしれません。その遊びを体が習得するとまた次のステップへと進むからです。そしてまた違う遊びを通して、違うことを学んでいきます。そのとき得られた満足感や達成感は心の発達にもつながっていきます。
時には危険なこともあるかもしれません。赤ちゃんが安心安全に遊びを通して成長していけるよう、見守ってあげてくださいね。
さらに詳しく聞いてみたい方はぜひ産婦人科オンラインの助産師にご相談ください。
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(助産師 柴垣奈緒美)