新型コロナウイルスってどんなウイルス?〜ウイルスの特徴や予防法をチェック〜

収束の気配を見せない新型コロナウイルスですが、どのようなタイプのウイルスなのでしょうか?他のウイルスと比較しながら、現在わかっている新型コロナウイルスの特徴や対策をまとめました。(2021年2月5日に内容を一部更新しました)

新型コロナウイルスはコロナウイルスの一種

新型コロナウイルス(正式名称:SARS-CoV-2)は2019年12月に中国で初めて発見されてから、徐々に感染が広がり、2020年3月にWHO(世界保健機関)はパンデミック(世界的大流行)を宣言するに至りました。

まず、コロナウイルスとは、あるタイプのウイルスのグループ名であり、その中に複数のウイルスが属しています。そのうち、ヒトに感染するものが全部で6種類ありました。有名なものだと、SARSウイルスや、MERSウイルスが挙げられますが、残りの4種類はいわゆる風邪ウイルスです。
そして、今回の新型コロナウイルスが7種類目になります。

新型コロナウイルスについては未知な部分がありますが、症状や感染経路など他のコロナウイルスと似ている特徴もあります。

新型コロナウイルスに感染したらどうなるの?

新型コロナウイルスの症状は他のコロナウイルスと同様、呼吸器症状がメインです。発熱や咳などのいわゆる風邪症状から、重症例では呼吸困難などの臨床症状を引き起こします。味覚・嗅覚障害なども起こしますが、その割合は2割以下と比較的少ないです。

新型コロナウイルスに感染した場合、無症状の方も多く、子供では約4割、成人では約2割程度、高齢者では約1割と考えられています。また、感染が起きてから症状が出るまでの「潜伏期間」には個人差があり、1〜14日間と言われています。人に移す可能性がある期間は、発症2日前から発症後7〜10日程度と考えられているため、症状がなくても感染対策を行う必要があると考えられています。

一方、発症した人のうち、高齢者や喫煙者、肥満の方や高血圧・糖尿病などの持病を持った方がより重症化しやすいということがわかっています。
アメリカ国内のデータでは、妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいという結果も報告されていますが、そうではないという報告もあり、現時点では明確にはわかっていません。

家庭内でできる感染予防のコツ

感染経路は、飛沫感染が主体と考えられています。飛沫感染は細かな粒子を介して感染することを言います(例:インフルエンザウイルスなど)。また、飛沫が付着した表面からの接触感染もあると考えられています。飛沫のより小さいものを指すエアロゾル感染という言葉もありますが、定義が曖昧であり、感染対策としては飛沫感染と同じで良いと考えられています。

具体的な感染予防対策は、咳エチケットやマスク着用、こまめな手洗いと手指消毒、人混みを避けて適度に換気し、三密を避けるなどが非常に重要です。

厚生労働省のウェブサイトにこれらの情報がわかりやすくまとめられています。ぜひご覧ください。

新型コロナウイルスに関して、いろいろなことがわかってきていますが、感染対策は今まで通りの王道しかありません。三密を避けて、マスク着用や手指消毒をして、感染予防に努めましょう。

*参考文献
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き
新型コロナウイルス感染予防のために(厚生労働省)
Coronavirus. Overview.(WHO)


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(医師 赤羽宏基