新型コロナウイルスってどんなウイルス?〜ウイルスの特徴や予防法をチェック〜

急速な広がりを見せる新型コロナウイルスですが、どのようなタイプのウイルスなのでしょうか?他のウイルスと比較しながら、現在わかっている新型コロナウイルスの特徴や対策をまとめました。

新型コロナウイルスはコロナウイルスの一種

新型コロナウイルス(正式名称:SARS-CoV-2)は2019年12月に中国で初めて発見されてから、徐々に感染が広がり、2020年3月にWHO(世界保健機関)はパンデミック(世界的大流行)を宣言するに至りました。

まず、コロナウイルスとは、あるタイプのウイルスのグループ名であり、その中に複数のウイルスが属しています。そのうち、ヒトに感染するものが全部で6種類ありました。有名なものだと、SARSウイルスや、MERSウイルスが挙げられますが、残りの4種類はいわゆる風邪ウイルスです。
そして、今回の新型コロナウイルスが7種類目になります。

新型コロナウイルスについては未知な部分がありますが、症状や感染経路など他のコロナウイルスと似ている特徴もあります。

新型コロナウイルスに感染したらどうなるの?

新型コロナウイルスの症状は他のコロナウイルスと同様、呼吸器症状がメインです。発熱や咳などのいわゆる風邪症状から、重症例では呼吸困難などの臨床症状を引き起こします。

新型コロナウイルスに感染した場合、無症状の方も多く、何割の人が症状を発症するかというのは現時点でまだわかっておりません。また、感染が起きてから症状が出るまでの「潜伏期間」には個人差があり、2〜14日間と言われています。

一方、発症した人のうち、約2割近くの人が重症化するということと、高齢者や持病を持った方がより重症化しやすいということがわかっています。
妊婦さんはより重症化しやすいというのが他のコロナウイルスの特徴ですが、新型コロナウイルスに関しては、現時点までにわかっている範囲内では、妊婦さんが明らかに重症化しやすいということはないようです。

家庭内でできる感染予防のコツ

感染経路には、飛沫感染と接触感染の2つがあります。
飛沫感染は細かな粒子を介して感染することを言い(例:インフルエンザウイルスなど)、接触感染はウイルスが付着した手を口や鼻に触れることで感染することを言います(例:ノロウイルスなど)。

そのため、予防法として、人との距離を保つことや混雑を避けること、手で顔などに触れないことが非常に重要です。
また、コロナウイルスは「アルコール殺菌が可能で石鹸に弱い」という特徴があります。 そのため、石鹸を用いて手洗いをすることは非常に有効な予防法であると言えます。

厚労省のパンフレットにこれらの情報がわかりやすくまとめられています。ぜひご覧ください。

新型コロナウイルスはまだわからないこともありますが、他のコロナウイルスと似た特徴もあり、有効な感染予防がわかっています。石鹸を用いた手洗いや、不要不急な接触を避け、感染予防に努めましょう。

*参考文献
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策 ~妊婦の方々へ~(厚生労働省)
新型コロナウイルス感染症について. 国民の皆さまへ(予防・相談)(厚生労働省)
Coronavirus. Overview.(WHO)


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(医師 赤羽宏基